たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

「イクメン」は当たり前っていうけど、辛く感じてしまう3つの理由

どうも、育児挫折ブログになりそうです。たけとけたです。娘が5時半ぐらいに起きるのですこぶる眠いです。

 男性の場合、母親とは違う育児への参入障壁があって育児の作業内容より精神的にきついものがありました。もちろん当事者からすれば「甘えんな!」と言うようなものかもしれませんが、やっぱり辛いものは辛いので、感じた理由を3つまとめておきます。

単身赴任が終わり、育児参加!のはずが。。。

 単身赴任後、娘が全く懐いてくれていませんでしたが、昨日の夜、ようやく笑顔を見せてくれるようになりました!イエーイ!ご飯の間だけでしたが。これも立派な前進じゃないでしょうか?1週間育児・家事見習いとしてやってみましたが、「あぁ、ここでイクメン挫折しそう、、、」ってポイントがいくつかありましたので紹介します。いや、なんでかって僕も最初は思ってたんですよ、「そこそこの社畜やってるんだし、なんだかんだ仕事やっていけてるんだから大丈夫だろう」と。

やってみた結果、、、

正直、無理っすorz

いや、ほんと、無理っす orz

以下、無理だと思った点です。

① 育児の作業手順が独自路線

100人おかあさんが入れば、100通りの育児があります。つまり本で勉強したり他人から聞くよりも、母親本人に聞いて実施しなければいけないことが多いです。「そんなの当たり前だろう」と思いますが、その母親本人に逐一聞くのがすこぶる家庭内雰囲気を悪くします。
何しろ相手は育児の酸いも甘いも知り尽くした百戦錬磨、こちらは通信教育で空手習った程度の素人、要求レベルが高いです。その上相手は慢性睡眠不足と多忙で終始イライラしており、ちょっとした間違いがあるものならサイレンの如く叱られる。
また僕は「家庭はくつろぐ場所」と思っていたんですが、母親にとっては違います、家庭が戦場なのです。もうその、「くつろぎもいれつつー」とかいう態度そのものに指摘が入ります。キツイ、休みたい。
そういう、「理不尽な上司に従う職場」の様相を呈するため、「男は育児以外のサポートをしよう」と育児を避けてしまいたくなります。ここが第1の関門、「そんなん分からんもん」でした。

②終わりがない

男性が育児するのは当たり前として、気持ちとしては「頑張ってる妻を少しでも楽にしたい」ってのがあります。なので、妻がしんどいしんどいと言っているときに、僕もしんどくても日々やっていると、、、

僕「あれ?なにやってるの?」
妻「え?この辺(普段使ってないとこ)片付けようかなぁと思って」
僕「・・・」

休んでないじゃん!!!

これ、家庭労働が当たり前、多忙が当たり前なので常にやりたいなぁってことが溜まっているんですね、結果どんな状況でも疲れ果てるまで動き続ける。社畜じゃん!どうやら妻も社畜道もとい育畜道に染まってしまっていました。いやはや、、、

こうなってくると家庭労働が消耗戦に突入します。どちらかが倒れるまでやめられないサドンデス状態。
「共倒れはやばい、どちらかは生き残らないと、、、」と考えると、育児にコミットしている割合が低く収入しか取り柄がない男性が生き残った方がいいのでは?と考え始めます。ただこういうこと言うとややこしいので、少しずつフェードアウトしていこう、、そうやって手を抜くとまた指摘が入りだんだん億劫になってやめてしまう、、、これが第2の関門、「全部はできへんもん」でした。

③どれだけ頑張っても母親にはなれない

ジェンダーフリーだなんだと言いますが、どれだけ突き詰めても母親にはなれません。そうなると「自分が活躍できる場所はどこだろう?」とアイデンティティを考え始め、結局「仕事しかないよな」と落ち着いてしまう。この落ち着き、諦めに対して、「主体性がない」と言われてしまいます。
辛いんですが、でも絶対に母親になれないのに母親と同じレベルを目指すのはもっと辛く、苦しいです。最後は小さい子どもが母親を選ぶ姿を見てしまうと、人一倍努力を続けることは難しい。これが第3の門、「結局無理やもん」でした。

育児参加してみて

男性がみんながみんな育児参加を目指しているとは言いませんし、もっとシェアすべきです。でも、今の育児のやり方の中では、男性も入りにくい門がいくつもあります。僕は大きく3つ感じましたが、誰でも父親として思うところが少なからずあるはずです。そういった「母親には言えないけど、父親の辛さも話せる」社会にしていくことで、男性の育児参加をしやすくするのも一つの選択肢ではないでしょうか?

ではでは!