たけとけたと片付かない部屋

関西地方の20代後半サラリーマンです。地方の工場勤務なのであんまりスーツ着てません。趣味中心のブログです。読書、アニメ、ボードゲーム(カタン)、マラソン、サッカーetc 最近ゴルフを始めました!

「大企業病」ではジャイアンは生まれない?

先日、この記事を読みました。

http://thestartup.jp/?p=17989

この記事を読んで「この理屈だとジャイアンは大企業では生まれないよなー、イノベーションは難しいよなぁ」と思いました。特に私が所属するような製造業にいると非常に難しいです。
難しい理由は下記3点です。

①「上司、関係者を納得させる」必要がある
大企業は構造上、何をするにも上司承認が必要なのは自明です。で、上司の上にも上司がいるので、基本的に社長以外は誰かを納得させないと仕事が進められないです。

②「失敗は目立つ」
会社人としてスキルと実績を積んで出世していくのがサラリーマンルートですが、大企業には学歴は同等、入社時期は同じという量産化されたメンバーばかりです。その中で上に上げるメンバーを決めるのは難しいはず。特に役職が上がれば上がるほど難しいです。ほとんど能力、実績に差がないケースもあります。
そうなってくると、「目立つこと」をすることが出世の阻害になってくる。「大きな失敗」や、「人事を断ったこと」なんかは情報として目立ち、残りやすいわけです。選考の際にそういうところが残る。結果としてリスクを取って何かするより、言われたことを粛々とすることが一番効率がよくなるインセンティブが働きます。
「育休が取りづらい」とかもそうですね。やってる人が少ないことはやりづらいんです、日本の組織では。

③「失敗のインパクトが致命的かどうかが判断できない」
組織が大きいと業務の分業化が進みます。一方で担当チームの業務外の状況が見えづらくなってしまいます。結果としてハレーションが分からないことが増えてきます。
それだけならいいのですが、中には人命に関わることだったり。。。製造業では多くの機械を扱っているため、一つの失敗が致命的な事故に繋がる可能性も十分あります。
そうなってくると、保守的であり、確実に実行することが実務面では求められてきます。


ここまでは一般的な大企業病です。じゃあ個人的には「ジャイアン的な自分を大企業内でどう生かすか?残すか?」が焦点になってきます。

⑴ 環境を変える
身もふたもないですが、ジャイアンでいてもいい場所を探す方がいいというのが、ジャイアンのような生き方をされている人たちからすれば共通認識なのかと思います。「環境が人を変える」というのは大きな要因です。逆にいうと「環境を変えれば人を変えることが可能」とも言えると思います。環境を変える仕組みづくりが企業内では改善に繋がるはずです。「文化」にも近いです。

⑵ 「やっていい失敗」と「やってはダメな失敗」を分ける

私が重要だと思うのはコレです。「どう失敗するか?」とも言えます。というのも人は失敗するし、設備は壊れるし、システムはバグるんですよね。ただそれで会社が壊滅的な被害を受けて倒産、では目も当てられません。そのために失敗を未然に防ぐ仕組み、手法が多くあります。
ただそのときに「どういう失敗は許容できるのか?」ってあんまり議論されないんですよね。「できる限り完璧に仕上げてから実施する」ということが多い。これでは事前検討に時間ばかりがかかって、肝心のテストや実行時のエラーに対応できない、もう時間がないなんてことがままあります。それならクリティカルなポイントはしっかり押さえた上で、許容リスクには対応できるように組んで実行を優先するという手もある訳です。
こういう「失敗をマネジメントする」というのは一定の規模がある会社にしかできません。ここを突き詰めていくのが会社存続のキーになると考えます。

⑶リスクを取ったか、インパクトが大きいかを評価する
⑵を実行した上で、評価制度を変えるのはマストです。特にリーダー層の評価には「リスクをどれだけとったか?どういった失敗をしたか?リスクを取ってどんなインパクトを得たのか?」が重要なはずです。
失敗してないリーダーなんて、いないのも一緒です。失敗しないということは、石橋を叩いて渡るということですが、石橋を叩くのは結局担当者なんです。決断できない、リスクを取れないリーダーの元では担当者は疲弊する一方です。「長時間労働」はこういう土壌で発生します。
私の会社でも中堅層はこういったリスクを抱えてもメリットを見て進めることができるチームリーダーが多いのですが、上の偉い方々は保守的な人ばかり。。。上になるほど失敗しづらい傾向にあるにせよ、リスクを取ることが出世要因にならない限りは打開策にはならないです。

イノベーションは捨て金で実施する
予算の何%とかを、無駄金として投資してやらないとイノベーションは生まれません。結局金は大事です。金がなければなにもできないです。

企業内で生きていく中では「イノベーションのジレンマ」を感じてしまいますが、大企業だからこそできるイノベーションもあると思うので(社会的なインパクトはベンチャーの方が当然ありますが、そうではない価値の創出だってあるはずです)

そういうことは自分がリーダーとなっていくことを踏まえると、こういうことをやっていきたいです。

ではでは!