たけとけたと片付かない部屋

製造技術の仕事や家事・育児、趣味について書きます。

サラリーもらっている人が「無理な仕事はスルー」するには

 最近忙しさで仕事やプライベートでミスが目立ってきています。本日も仲のいい先輩に怒られてしまいました。ただ怒られるだけだったらいいですが、信用を失っていくのはきついです。

 そこで、忙しいときにどうしたらいいか簡単にネットサーフィンしたところ、下記の記事を見つけました。

一流の人は、無理な依頼はスルー、「6時間睡眠」を確保 | Trendy & Sports

 いや、ちょっと待って、「無理な依頼はスルー」できないから忙しくなってしまっているのです。そんなのできたら苦労しない。。と思いましたが、そこで止まっては思考停止ですので、「無理な依頼はスルー」を考えてみました。

 無理な依頼スルー技術

「誰でもできる仕事」はスルー

 若手のうちはお使いやら飲み会の幹事やらいろいろ頼まれます。掃除とか。それだけであれば問題ありませんが、できることが増えてくると「こんなに忙しいのになんでしないといけないんだ」ってような仕事がわんさか降ってきます。そういう誰でもできる仕事はスルーしておきましょう。ポイントは「余裕あるときは積極的に引き受けておく」ではないでしょうか?普段しっかりやっておけば忙しいときに「この辺りは

ちょっと厳しくて・・・」とやんわり伝えて何とか凌ぎましょう。いつならできるかを明示するのもありです。

「教える仕事」はスルー

 ちょっとその仕事に詳しくなってくると、楽をしたがる効率化を求める方々から意見を求められるようになります。(もちろん違う方のほうが多いです)これ、いちいち最初から対応していると時間がいくらあっても足りないんですよね。しかも聞かれることはだいたい一緒という・・・「教えれば自分にも勉強になる」と言いますがぶっちゃけ同じ内容を違う人にいくら説明してもあんまりうまみがないよなーと思います。なので、「自分で勉強してください」とスルーしましょう。ポイントは「勉強教材を作っておく」「先に質問事項を考えてもらう」とかですかね。勉強教材というのは、普段から提案書や報告書を作成しておくといいと思います。「この辺りは先に報告書読んでください。わからないところがあったら対応します」とかだともっとスマートだったかなと。短い文章でもいいのでまとめを作っておくことが自分のためでもあり、周りのためにもなると思います。

「上司が気にしている仕事」はスルー

 上司が重要視している仕事というのは、大抵その上から降りてきている内容だったり、会社全体の目標に掲げられていたりして納期がきっちり決まっていたりします。ですがあなたがどうしても忙しくてその仕事に手を付けれない場合、早い段階で「進んでない」と相談しましょう。「じゃあ一時的に担当を変える」や「なにが忙しいんだ?」「これをやめたらいいのでは?」と別の仕事のレベルを下げてくれる可能性があります。あんまりやりすぎると怒られますけど、優先度の高い仕事を緊急度の高い仕事のせいで進めることができていない場合は結構有効です。また自分の職位では労力がかかることも、上司の判断一発で済んでしまうケースも多いです(その意味では上司の仕事の振り方が甘いときもあるということなのですが)もちろん上司もよかれと思って仕事を振っている場合もあるので全部が全部間違いではないはずですので、回っていない時はおとなしく進言しましょう。ちなみに「上司が気にしていない仕事=関係各所と信頼を築くための仕事」だったりするのですが、こちらは進言しても「やらなかったらいいじゃん」であんまり意味ないです。

「社内メールの問い合わせ」はスルー

 自分がメールチェックした際、重要度が低そうな案件は一旦寝かせます。寝かせるのがポイントです。相手にとっても重要度が低い場合、のんびり催促のメールが来るので期日を稼げます。相手にとって重要度が高い場合、メールではなく電話で問い合わせが来ます。これに対応すればメールを打つ手間は省けます。電話であれば納得いただいて資料だけ後日とかもできます。緊急度が高い場合、催促メールがくる場合と、ほかの関係者に情報確認の2パターンがあります。他の方に確認してわかることならわざわざこっちに聞かなくても、という感じなのでこれでOK。お客さんには期日以内に返すようにするか、先に時間がかかる旨をお伝えするようにしましょう。

「思い付きの依頼」はスルー

「そういえば~やってみたかったんだけど○○調べてくれない?」は基本スルーです。ややこしそうな場合、「今これとこれが重要なので、一段落ついてから進めてもいいですか?」とお伺いを立てましょう。これ言っておけば後回しにできます。スルーの仕方として「会議室とかで仕事する」もいいと考えます。

「くれくれ君」はスルー

 すぐ「~してくれ」という人はときどきスルーしましょう。人に頼むのがうまいのでスルーできるもんです。

「納期がおかしい仕事」はスルー

 社内ではこれ難しいですけどね、社畜サラリーマンには厳しいかも。ただ納期がおかしい場合、納期のせいにできるという後ろ向きな考え方もあります。無理なことを伝えた上で「がんばってみます」が無難ではないでしょうか?納期のおかしい仕事を無理してやってしまうと相手が次も期待するのでスタートアップやベンチャーみたいな働いて働いて何とかするステージの方以外は基本お勧めしません。

「次のスケジュール前にお願いされた仕事」はスルー

次の仕事の間際に依頼されそうになったら「○○やる必要があるので、すみません!」と颯爽とスルーしましょう。いや、ほんとにやらないといけない仕事ならスケジュールの仕事をしっかりこなして一息ついたあと「先ほどの話はなんだったでしょうか?」と切り出せばいいです。緊急度が高かった場合だったら別の相手に振っているかもしれないですし、時間を置くことで頼む相手の思考も整理されているかもしれません。

「無理な仕事はスルー」は悪いことじゃない 

 最初考えたときは「どうやって逃げるか」ってばっかりだったのですが、書いてみると「どうやって逃げるか」ではなく「どうやって万全の態勢で仕事を受けるか」なのかなと思いました。生返事で適当な仕事をしたり、普段の仕事をおろそかにしてしまうと大切な人の信頼を失ってしまう可能性があります。「しっかり仕事を受ける」というのが忙しい人が忘れがちな大切なポイントかもしれませんね。

 あとは、「気持ちに余裕があるときはとにかく感謝する、仕事や仲間に誠意を示す」これだと思います。ずっと忙しい人はその状態が異常なのでもっと抜本的な改革が必要ですね。「自分の仕事量を減らす」ではなく「気持ちに余裕を作って、しっかりマルチタスクをこなす、ワーキングメモリーを活用する」と考えてポジティブに行きましょう!

ではでは!