たけとけたと片付かない部屋

関西地方の20代後半サラリーマンです。地方の工場勤務なのであんまりスーツ着てません。趣味中心のブログです。読書、アニメ、ボードゲーム(カタン)、マラソン、サッカー、ゴルフをやっています。今年からは子育て奮闘中です!

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「はすみとしこ」に賛成する人達の論点

先日、たまたま大学時代の友人と会って懐かしい話や近況報告などしてたのですが、その中で「オレ、ネトウヨやからなー」というくだりから色々話しまして。

 
曰く「難民なんか絶対受け入れたらダメでしょ」とのこと。
 
その時20代の男性5人中2人がその意見で大いに盛り上がっていて、受入賛成派の僕としては(おいおい…)となかなか気まずい場面でした。ただ、初めてネトウヨという思想の話を生で出来たことは興味深かったので、記録を残しておきます。
 
論調としては
 
①難民を受け入れたら国が荒れる、彼らは住む場所、次に職をくれと要求する。もらえないとデモまでする。秩序を乱す。
②在日の人だって、そうやって日本人より利益を享受している。なんで日本人より在日のほうが生活保護を受けられるんだ。強制的に日本に残っている人はごく少数で大多数は自分の意思で残ったのにおかしいだろ。
③実際ヨーロッパでは難民のせいで問題が起きている。メルケル首相もそれを受けて難民受入をやめた
④自分たちの生活で一杯一杯なのに、なんでそんな厄介な問題をかかえないといけないの?
 
①-③に関してですが、「難民受け入れの是非⇦日本国民が受けるメリット、デメリット」という議題の論点です。
 
難民受入賛成派の僕でも分かります。この議題選んだ段階で反対派には勝てないです。
 
難民受入が国益かどうか?なら対立軸と議論はできます。国際社会での日本の立ち位置がーとか、人道支援は先進国の責務だー、とかです。国際社会の安定化というのも国際連合の成り立ちですので、ISの問題で難民が増加していても「日本関係ないよ」では済まないわけです。
 
国際社会の中での日本の責務を果たすために請け負う負担が①-③のようなもののわけです。
 
「移民受け入れ」では労働力の増加による少子高齢化のリスク軽減が出ますが、難民に関してはこのメリットもほぼ享受できません。職業訓練したあと別の国へ(もしくは落ち着いた母国へ)は十分考えられますし、それより国内の混乱を納めるのがやっとではないかと思います。
 
「難民」というのは「避難民」なので、定住は名目に入っていません。(ここが問題をややこしくしてると思いますが)
 
ということで難民受入による個人へのメリットなんてほぼない、それどころかデメリットしかないので、この軸では議論にならないです。
 
じゃあなんで難民を受け入れるのか?ってやつですが、地震による震災で家を失った人に援助するでしょ?それと一緒じゃないか?という性善説で国際社会としてやりましょう、と国連が言ってる、それどうするの?という事なんですよね。
もちろん国際社会の秩序(ISを助長させない)なんかの思惑があってのものです。
 
 なんで日本が難民受け入れません、ってのは国際社会に協力しません、って宣言したってことです。その不利益は外交で被ることで、直接国民が影響を受けることではないとは思います。
 ただ、歴史を見てるとバブル崩壊なんかは各国の思惑に踊らされて起きたことでもあり、今後の情勢かどうなるかは不明です。ヨーロッパ諸国が難民を積極的に引き受ける理由にも、国際社会での存在感を出すことで外交を有利にすることがあると思います。
 
 そうなってくると、「難民受入のメリットデメリット」と「国益をどう確保するか」ってのを大枠での議論にしないと、落とし所は見つからないです。
 
また、この難民に反対する層を減らしておかないと、受入後の差別や社会的な区別によって難民の2世3世がアイデンティティを喪失して第二第三のISの温床ともなってしまう。
 
ただ、それでも「だから難民受入しないほうがいい」と言ってるうちは日本は国際社会をリードする存在になれず、国際社会でどう生き残るかという戦略も考えなければいけないはずです。
反対派の人たちとこの辺りもディスカッションしていくことで、もう少し建設的な議論にしていければなぁと思います。
 
ちなみに、④はそう思ってしまうほど若い世代は搾取されてるのか、それとも日本国民の体質なのか、どちらにせよそう思ってしまうってのはさみしいよなぁ。